○交通安全都市宣言
昭和37年10月5日
議決
経済の進展に伴う交通の輻輳は、いよいよ激甚となりこれによる交通事故の続出は大きく社会問題化している。
わが久留米市周辺の交通事情も極めて深刻となり、特に本市は筑後地方における経済の中心都市として周辺市町村を結ぶ交通の要衝をなし、都心部を縦断する国道と西日本鉄道が交叉し、交通量の増大によつてその混雑に一層拍車をかけている。
これがため交通事故が頻発し、尊い生命財産に対する脅威はますますつのるばかりである。
かかる交通禍の脅威を除き市民生活の安全を確保するため、交通環境の改善を推し進めるとともに市民一丸となつて安全交通の自覚に徹することは刻下の急務であることを痛感する。
よつて全市民とともに交通安全の理想を達成するため、ここに久留米市を「交通安全都市」とすることを宣言する。