新市建設計画(原案)に対する住民意見の募集結果について(第11回会議で承認) |
各市町 |
原案閲覧者 (各市町閲覧場所) (人数) |
意見提出 (提出者居住地) (件数) |
久留米市 | 26 | 10 |
田主丸町 | 5 | 0 |
北野町 | 4 | 2 |
城島町 | 1 | 1 |
三潴町 | 19 | 2 |
合計 | 55 | 15 |
新市建設計画への反映等の取り扱いについて(第12回会議で承認) |
久留米広域合併協議会は、新市の都市づくりの基本となる新市建設計画(原案)について、新市の住民及び関係する住民を対象として、平成15年10月3日〜17日を期間としてパブリックコメントを実施しました。 その結果、多くの住民の方が新市建設計画を閲覧され、貴重なご意見を頂きました。 久留米広域合併協議会におきまして、これらのご意見につきまして、新市建設計画への反映等その取り扱いを下記のとおりとしましたので公表します。 |
1.新市建設計画(原案)の全般的なことに関する意見 | |
意見の要旨 | 対応方針及び具体的修正内容 |
新市建設計画は広範囲で長期に亘る基本的な計画であり、「男女共同参画社会の実現」は21世紀の最重要課題であるので、これを基本方針や基本理念に入れる必要があると思う。また、人権尊重についても重要であり、記述する必要がある。 ※他に同様の意見が多数ありました。 |
男女共同参画社会の実現や人権の尊重は、21世紀社会の都市づくりにあたって主要な課題であることを踏まえて、基本的な考え方として文章・文言を追加記述します。
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新市の施策方針に記述されている「受益と負担」は、一番困窮するであろう家庭を想定した上での施策とし受益者負担を基盤にしない様にすること | 施策化や事業化にあたって配慮する視点として「受益と負担」を記述しているものですが、受益と負担の関係を明確にすることは、住民主体の都市経営にあたっては基本であると考えており、意見にあります実施にあたっての想定されたケースにおけるものとは異なるものです。 また、想定されるケースについては、個々の具体的な施策にあたって考慮するべき事項であると考えています。 |
新市建設計画の内容を具体的で分かりやすいものにし、具体的方針を提案すること | 協議会において積極的に特色を出すように要請されたものを受けて整理したものですが、新市建設計画の性格上、基本的な考え方や方針について整理したもので、具体的な内容については、今後、総合計画の見直しを含めて実施計画の策定等において整理します。 |
2.新市建設計画(原案)の個別的なことに関する意見 | |
意見の要旨 | 対応方針及び具体的修正内容 |
女性と労働の問題、女性に対する暴力の問題に対する施策、いじめ・児童虐待に対する施策、農業女性に対する施策、家庭と仕事の両立に関する施策についても記述すること | 施策は、【施策の目標】に包括的に記述し、重点的取り組みの内容については、特に重要な取り組みを記述しています。 |
財政計画に、一つの行政体としての効果的効率的な視点の具体化が見えない。過去の実績でなく、歳入に見合う財政計画とすべきである。また、特別会計も含めるべきである。 | 財政計画については協議会において議論されたところです。財政計画のスタイルを普通会計としたのは、特別会計が特定の事業または特定の歳入をもって特定の歳出に充てるものであることと、普通会計の主となる一般会計が地方公共団体の基本的な経費を中心に計上されているからです。 また、合併効果については、今後の事務事業内容により異なってきますが、特に人件費については、合併による削減効果による要員減を見込むとともに、中核市移行に伴う要員増等を見込んでいるところです。 |
農業の振興策として、地域の特産品を全国にアピールする必要がある | 農業振興策は記述しているところですが、合併後に九州二位の粗生産額を誇る新市の基幹産業のひとつとなる農業の振興施策について追加記述します。 《具体的修正》本論第3章第3節(3)地域農業の振興に語句を挿入。 「地産地消、販路拡大や情報提供などを推進する…」 |
3.新市建設計画(原案)の実施に関する意見 | |
意見の要旨 | 今後の考え方 |
東部地域の活性化のために、国道210号の改良整備をすること | 新市の都市づくりにあたっては、広域幹線道路である東西幹線軸の整備は重要であると認識し・整理しているところです。今後の新市建設計画の実施にあたって、当該道路の整備を促進していきます。 |
地場野菜の地産地消にあたっては有機栽培という特色を出すこと | 地産地消に関して、有機栽培の意義・特色などについては今後の具体化にあたって参考とします。 |
地域特性の尊重を具体化することが重要であり、三潴町の駅周辺の開発、公共施設の改善や使いやすさの維持が必要である。 | 地域特性を尊重し具体化することは、合併効果の実現に欠かすことができないと考えます。 今後の実施にあたって参考とします。 |
広域的な人・モノ・情報・資本の交流に不可欠な基盤であるハードソフト両面にわたるネットワーク整備を図ること | ネットワークの必要性については、協議会等においても指摘されている所でありその重要性は十分認識しているところです。今後の計画の具体化にあたって参考とします。 |
4.その他合併に関する意見 | |
意見の要旨 | 既定方針などの状況 |
総合的保健福祉センターの設置及び健康診査の内容に関する意見 | 総合的保健福祉センターの設置については、新市の中核市移行に伴う保健所設置とあわせて検討するとともに、健診については事務事業の調整の中で検討を進めます |
全ての首長、特別職の職員、議員は合併と同時に失職し、50日以内に選挙を行うことにより、行財政の無駄を省き、地域ニーズに即した新しいまちづくりを行うべきである | 首長・特別職・議員については、合併方式並びに協議事項の中で審議することとなっています。 |
様々な危機に対応できる都市づくりや日本の特性に対応した都市づくりをするべきである | これからの都市のあり方に関する意見とします。 |
子どもの教育に力点をおき、30人学級を実現しゆとりある教育を実施すること | 青少年の健全育成に取り組むとともに、学校教育における少人数授業については事務事業調整の中で整理することとしております。 |
市民と行政の協働の基盤となる地域の自治能力の向上を進めるために、地域審議会のあり方・機能を十分に検討すること | 地域審議会については、協定項目の一つとして「4町を対象に設置すること」で合意しています。 今後、具体的な運用の中で参考とします。 |